私は、わたし。あなたは、あなた。

盛り上がって結婚して、しばらくはめちゃくちゃラブラブな生活で、
2人でひとりみたいな夫婦でした。
でも時がたつにつれて、なんだかとても息苦しくなってきました。

私はわたし。あなたはあなた。

あなたが笑ってくれなければ、私は幸せになれない。
あなたが喜んでくれなければ、私は踊れない。

あなたが呼んでくれなければ、私は存在しない。
あなたがいるから私がいる。

私はあなた。あなたは私。

でも今突然に気づいた。
ここでは息ができない。

私がただよう夢の園は、底なし沼だったのです。
どろりとぬるい水の中で、苦しくてたまらない。

もがいて水面に顔を出します。
風がこんなに気持ちいい。
空がこんなに高い。

ひたいに、頬に、首に、肩に、胸に、手に、足に、
世界を感じます。
私を感じます。

もっと私を知りたい。
もっと私を愛したい。
私自身の私になりたい。
出典:アダルト・チャイルドが自分と向きあう本

”私はあなた。あなたは私。”という関係には、境界線がなくて。
あなたがいないと、存在できないと思っている自分に気がつく。

だから、この関係はおしまいなのだとわかっていても、
なかなか決心ができなかった。

”私は、わたし。あなたは、あなた。”
ゆるやかにしなやかな境界線をもった関係を築きたい。


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